ひきこもりからIT社長へ


家入一真(イエイリカズマ)さん。


学生の頃、ひきこもりをしていた時代が長く、そこから結婚やお子さんが生まれるのを機に奮起し、会社を立ち上げ、なんと、ホリエモン率いるライブドアが買収しようとするくらいまでの勢いのある事業に育て上げたひと。


もともと、crambon.net のドメインを取得したときに、すんごく安かったからムームードメインにしたんだけど、その時には家入一真さんの名前はまだ知らなかった。


経歴とともに、あ、自分が利用しているサービスの会社の人なんだ、って知ったのは、あとのこと。
知らずに、彼が個人的な趣味として作って公開したブクログというウェブ上の本棚サービスも、便利だなーって使わせてもらっていました。


その家入さんの、半生(まだ20代だから半分でもないっか)を綴ったこの本、
いわゆるぎらぎらしたITベンチャー社長の、起業バナシとは違います。


こんな僕でも社長になれた

こんな僕でも社長になれた




小さい頃、貧乏だったこと、
学校でうまくクラスや周囲となじめず、不登校になっていったこと。
パソコンやホームページ制作にのめこんでいったこと。
インターネットで奥さんと出会ったこと。
起業したこと。
そして今。


そんな今までの生きかたが、家入さんのキャラクター(きっと、ほのぼのしている面もあるんだろうな)を滲ませながら、描かれています。


なんか、自分との接点を見つけてうれしかったこと。
それは、奥さんとの出会い。


ご近所さんを探せ、というサイトで知り合ってメールをやり取りしてその後お付き合い、結婚、という流れは、全く、僕自身と一緒。
なんか、奥さんのキャラクターも、詳しくは描かれていないけど、うちの嫁さんと似ているような・・・



わけもなくうれしくなってしまいました。


福岡で成長した彼の会社、株式会社paperboy&co. は、ネット財閥とも言えるGMOインターネットグループの傘下に入り、渋谷セルリアンタワーに拠点を構えるほどになっています。
ホリエモンライブドアに買収されなくて、良かったね。


彼の会社も、彼の動向(最近はセカンドライフにはまっているってどこかで読んだなぁ)に注目、です。


素敵な、個人サイトをお持ちです。