私塾のすすめ
- 作者: 齋藤孝梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/05/08
- メディア: 新書
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病院のベッドで再読した。
今回、心に強く印象を残したのは第4章「幸福の条件」のなかで「時間の使い方」「なにをするかではなくなにをしないか」を語り抜いていること。義理とか、自分にとって瑣末なことを断るのは、とてもパワーのいること。だから梅田さんは住む場所をシリコンバレーに移したし、あるとき「自分より年上には会わない」と決めた。
皮肉だか私はその点恵まれている。大切な軸は体、家族、仕事。これがぶれることはない。梅田さんが「炭鉱のカナリア」としての生き方を「生活が作品」と定義できるように、自分の生き方にもいずれ胸を張ってラベルを貼れるような、そんないきざまを追求したい。
おまけ。
この本にいくら払う価値があるか考えてみた。わたくしてきには10倍は無理だけど5倍、3400円なら十分支払う価値がある。あと4、5回は読むだろうから。自分が部下を持つ立場なら自腹で買ってでも若手に読ませるだろうなあ(笑)