何歳になっても、「手」を動かせる人

中島聡さんのことである。


この方を初めて知ったのは、月刊アスキーとか読んでだろうか。
マイクロソフトで、WindowsやInternetExplorerの開発に携わった、ばりばりの超優秀なソフトウェアエンジニア。なんとか曲線の表現の仕方で、ビル・ゲイツを唸らせた逸話があるらしい。


「元」と書かなかったのは、いまだに「手」を動かし続ける人である、ということ。
アスキー時代のこと、古川亨さんとの話などを読むと、自分の少年時代、MSXとかベーシックマガジンに胸躍らせていた時代をリードしていた人だ、とすごく懐かしいというか、なんともいえない気分にさせられる。


ところが、中島さん自身はそんな懐古主義におちいるでもなく、いまだに現役真っ最中のモチベーションを持つ人で、これからMBAをとろうとしていたり、iPhoneのソフトウェアを開発してスティーブ・ジョブズに認めさせよう、なんてことをやっている。


こういう大人のいうことなら、若い人もついていく。


そして逆に、こういう大人をやっつけることをもくろむような、気概ある若いヤツがでてこなきゃいけないんだと思う。


おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)

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最近読んでいて、わくわくして、ためになった本のうちの、一冊!